過酷な雪山で追い詰められる人間の狂気!映画『八甲田山』(1977年)

新田次郎の小説を映画化。明治35年、大日本帝国陸軍の耐寒訓練中に起きた世界最大級の山岳遭難事故を描くサバイバル・サスペンス。

日露戦争に備え、極寒の八甲田山で雪中行軍演習を行う二つの連隊。案内人を立てて慎重に進む弘前大隊に対し、大部隊で強行突破を図る青森大隊。猛吹雪と猛烈な狂風の中で方向を見失い、猛烈な寒さと疲労から一人また一人と狂気と死に呑まれていきます。

実際の過酷な雪山ロケによって撮影された映像の圧倒的なリアリティが観る者を打ちのめします。「天は我々を見放した」の名言とともに、組織の不条理と自然の脅威に追い詰められる人間の脆さが生々しく描かれます。

絶望的な状況下でのサバイバルと、重厚な人間ドラマを体感したい方へ。

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